コロナ禍でシミに悩む人が増加、今すぐ始めたい予防方法。
男性のシミのメカニズム。女性よりもシミが濃くみえやすい
シミは、肌や髪の色の元である「メラニン」という色素が肌に沈着したものです。メラニンには紫外線や空気中の化学物質、摩擦などから肌を守る役割があるのですが、紫外線を過度に浴びるとメラノサイトが活性化し、メラニンが過剰に蓄積されてシミが発生します。
男性のシミは女性のものと比べて濃く見えやすい性質があります。これは、男性のシミ部分の表皮は女性と比べて真皮側に深くなっていることでメラニンが深くまで伸びているうえに、折りたたまれるように存在する表皮細胞にメラニンを合成・貯蔵する「メラノソーム」が溜まるためです。
コロナ禍の巣ごもり生活とマスク生活が原因でシミが濃くなる
コロナ禍では、自宅から出ないために紫外線対策が不十分になることに加え、運動不足による代謝の低下によって「ターンオーバー」が乱れ、メラニンが蓄積されやすくなります。
また、家から出ないことで心理的ストレスが増加すると、活性酸素が増えて肌にダメージが及び、メラニンの分泌が過剰になることでシミのリスクが高まります。
このような外出の減少による肌の影響に加え、マスクの着用もシミの原因です。
マスクの摩擦によって肌が刺激を受けてウロキナーゼという酵素が活性化すると、メラニンを作るために必要なチロシナーゼまで活性化してしまいます。
男性のシミを防ぐには「紫外線対策」と「保湿」が必須！対策グッズを持ち歩こう
男性のシミを防ぐには、紫外線対策で肌ダメージの原因に対処することが重要です。特にゴルフ場は直射日光を受けやすいため、より入念な対策が求められます。日焼け止めクリームだけではなく、UVカットインナーや日傘、サングラスなどさまざまなアイテムを使いましょう。
また、肌へのダメージをなるべく抑えるために、こまめな保湿ケアも必要です。肌の水分と油分のバランスが良い状態を維持し、シミができるリスクを抑えましょう。
- 【監修医師】Original Beauty Clinic GINZA 院長 佐藤玲史
【略歴】 東京都生まれ 慶應義塾大学 商学部を卒業後、保険会社に勤務／医師になるために医学部受験を決意／国立 東京医科歯科大学 医学部医学科卒／大手美容外科にて千葉・新宿・上野の各院で院長・顧問を歴任／有名美容外科の銀座にて院長就任／2020年4月銀座にてOriginal Beauty Clinic GINZAを開院 【資格・学会】 日本美容外科学会認定専門医（JSAS) 番号1218／高濃度ビタミンC療法認定医／サーマクール認定医／BOTOX VISTA認定医／日本化粧品検定一級 認定No.19213100472／日本美容外科学会会員（JSAS)／日本美容皮膚科学会会員／日本抗加齢医学会会員／国際抗老化再生医療学会会員／日本再生医療学会／点滴療法研究会マスターズクラブ会員／国際オーソモレキュラー医学会員
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